青い花：１話「花物語」　ネトゲとアニメな日々

2009年07月02日 (Thu) 23:29

青い花：１話「花物語」

【青い花：１話「花物語」】の感想です。

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待望の第一話です。

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【あらすじ】
夢の中で泣いている子供時代の万城目ふみ（ふみ）。
「ふみちゃんはすぐ泣くんだから･･････」　
ふみは奥平あきら（あーちゃん）のいつもの言葉で目を覚まします。
目覚まし時計を止め、眼鏡をかけて振り返った先にある制服を見て表情を曇らせるふみ。

万城目章夫は妻である芳江に遅くなるからと伝え、それを聞いた芳江は昔の知り合いに会いに行く決心をします。
入学初日の登校を控え朝食をとっているふみは制服の匂いが気になります。従姉妹の花城千津は防虫剤の匂いだと話しています。１ヶ月前に住んでいた鎌倉に引越しで戻ってきたふみと一緒に鎌倉に来ている千津ですが、お休みも終り実家に戻る様子です。ふみは千津と１日でも長く一緒にいたいとお休みを延長できないか問いかけますが、千津は微笑んでその答えをはぐらかしています。

登校日に大忙しで自宅を飛び出すあきら。妹を溺愛する兄の忍は車であきらを送る準備をしています。思いっきり不機嫌なあきらは駅で降りると言い張ります。

北鎌倉駅で遭遇するふみとあきら。まだお互が幼馴染である事には気が付いていません。
あきらと同じ電車に乗るふみは痴漢に遭遇し泣き出してしまいます。そんなふみを見て痴漢を撃退するあきら。同じ駅で下りて歩いているふみはあきらにお礼をいいます。別れるふみを見送りながら可愛いと感じているあきら。

初等部の後輩から「お姉さま」と朝の挨拶をされたあきらは、その言葉に可愛いと感動しています。藤ヶ谷女子高の門をくぐり、自分が女子高生になった事を実感するあきら。

松岡女子高に通うふみ。教室で自己紹介の順番になりますが、朝の事件を思い出し心此処にあらずです。本厚木洋子から肩を叩かれ慌てて自己紹介するふみは、洋子に礼をいいます。

クラスメートの本厚木洋子（ポンちゃん）、安田美紗子（やっさん）、茂木美和（モギー）は一緒に演劇部に入ってくれる仲間を探しています。美紗子はふみが女子高に潤いを与えるタイプだと評しています。洋子はふみを演劇部に誘います。一旦断るふみですが、軽いノリで部活が必須科目であると説明する洋子にあからさまに不機嫌は顔をするふみ。結局洋子は演劇部への勧誘を諦め帰りに一緒にお茶を飲む約束をします。

はっきり断れなかった自分に落ち込んでいるふみは、朝の事件を思い出し、いつもの声を思い出しています。
「ふみちゃんはすぐ泣くんだから･･････」　
昔のことを思い出しかけたふみは窓の外を眺めています。

万城目家から奥平家にかかってくる電話。
あきらの自宅で密かに再会の場が設定されていきます。

放課後に一緒に帰る友達のいないあきらに、井汲京子が声をかけてきます。文集を抱き文学少女に見える彼女はある理由で演劇部に在籍します。一緒に帰宅することになったあきらは、自宅に帰り今日できた友達の事を家族に話しています。あきらはふみにまた会えるかなと考えています。そのとき鳴る玄関のチャイム。

再会を喜び合う奥平咲子（あーちゃんの母）と万城目芳江（ふみの母）。予期せぬ再会に驚いているふみとあきら。「あーちゃん？」と声をかけるふみ。

小学校時代のあきらはクレヨンを探しています。ふみが大変だとあきらを呼びに来るクラスメート。トイレを我慢していたふみは渡り廊下で間に合わずお漏らしをしていました。保健室で下着を替え教室に戻る２人。ふみはまた泣いてしまいます。
「ふみちゃんはすぐ泣くんだから･･････」
あきらはふみの手を引いて教室へ戻るのでした。

小学生２年になる前にふみは家の建て替えのために県外へ引っ越します。文通の約束をする２人ですが、お互い手紙のやり取りはありませんでした。昔の写真を見ているふみに、身長差が信じられないと話すあきら。でもあきらから、おっぱいが小さいと指摘されると怒ってしまうふみ。

幼馴染の再会を千津へ報告するふみは、おっぱいの事を根に持っているようです。千津はふみのおっぱいは小さいけど形がいいと誉めています。恥ずかしがるふみの手を握り見つめ合う千津。

階下から呼ばれ１階に下りる千津を追い、階段を下りてきたふみの目に飛び込んできたのは、千津が結婚すると云う事実でした。結婚祝いのケーキに喜ぶ千津はふみを見て申し訳なさそうに困った顔をし、そんな千津を信じられない顔で見つめてしまうふみ。

「ごめんね」　ふみに詫びる千津。

翌日、急いで自宅を飛び出すあきら。妹の事ばかり考え、自宅で自主休講を決め込んでいる忍に呆れている咲子。

あきらは鎌倉駅で千津との別れに涙を浮かべているふみを見つけます。ハンカチを差し出すあきら。
「ふみちゃんはすぐ泣くんだから･･････」

その一言は、１０年の月日を軽く飛び越えた・・・・・

【感想】
待望の「青い花」です。
原作は志村貴子さん。こちらのサイトでも過去「放浪息子」などでご紹介した事があります。
既にいくつかのサイトでもご紹介のあるとおり、百合作品です。
志村さんの作品で「どうにかなる日々」短編集があります。これは結構えっちです＾＾；
この中に２作ほどレズをテーマにした作品があり、これが「青い花」の元になっているようです。

ＯＰを見たときにはたまげましたｗ
本編では、２人が裸になるような描写はないのですが、これから毎回あれを見るのかｗ
第一話をご覧になった方はお判りだと思いますが、作品中で今のところ真性の百合はふみの方です。あきらは、いわゆるノンケってやつですね。このあたりの事情についてはふみの方からちゃんとカミングアウトするはずなので、そのあたりはちゃんと見ていれば視聴者の方々にも普通に受け入れられるように説明があるはずです。

でも、ＯＰは、なんとなくですが、最終回のイメージを描いているような気もしますね。たぶん２巻で、１クール終了でしょう。ネットでは全１１話との噂も聞いていますので、ふみとあきら、杉本先輩、井汲京子の４角関係を中心に物語が進むはずですね。

（ちょっと追記：某サイトより転載）

> その上で「物語のクライマックスが暗示されている」ようなのが。
>
> …いや、自分にそんな高度なことが出来るとも思えないのだけど。
> （だいたいクライマックスがどうなるか知らないし）

あら！？ｗｗｗ

（追記ここまで）

ネタバレでもないですが、公式でも書かれているとおり、ふみと千津は恋人関係です。このあたりは次回にちゃんと経緯の説明があるはずです。原作では本作としては珍しく生々しい表現になっているのですがアニメではどこまで演出してくるんでしょうね？カサヰ監督なので、原作からずいぶん変えてくるとは思っていますが、ＯＰ詐欺と言われない事を願うばかりです＾＾；

次回は物語の大きな柱でもある大本命の杉本先輩が登場です。第三話あたりからお話が転がりだすんじゃないかな。今回はあきらとふみの再会を中心に物語の舞台である鎌倉とそれぞれが通う学校についての説明回でもありますので、初めて見た方は雰囲気アニメだと思われたかもしれませんね。次回からは結構お話も動くと思いますので、ご注目。もっとも百合関係がダメな人は面白くないかもしれませんけど＾＾；

ところで、アニメの作風では、水彩を多く取り入れた描画になっています。これは、原作者である志村さんが、水彩画のカラーイラストを多く描いていることから、その画風に近づけようとした為だと思われます。ＥＤで流れる絵の数々は、単行本の表紙やその中に収録されているカラーページを使っています。ファンとしては原作者の絵を使うのは大変嬉しい限りですが、やはりアニメでＥＤは締めくくって欲しかったですね。

(*´Д`*)　なんか長くなったので今回はこれまで。人物解説などは次回からおいおい。

さて、次回「春の嵐」です。杉本先輩登場！！あーちゃんの立ち位置もなんとなく決まってきます。

【おまけ】

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